【川崎競輪】MVPの三谷竜生が今年初Vを誓う
「海老澤清杯 桜花賞・G3ナイター」(21日、川崎)
ダービー連覇に加えて高松宮記念杯、グランプリ優勝などで昨年のMVPに輝いた三谷竜生(31)=奈良・101期・SS=が、今年初Vを誓う。
3日目の準決11Rは、窓場千加頼に任せて番手戦。打鐘カマシで先行した窓場が、後続の反撃を抑え、1列棒状の隊列に持ち込む絶好の展開。3番手に入った志佐明-岩本俊介-岡村潤が、最終2角から仕掛ける動きをみせた瞬間、迷わずに番手まくりで出て1着をつかんだ。
2月のG1・全日本選抜(別府)で落車して左肩鎖関節脱臼。これが落車後では初めての決勝進出だ。「千加頼がヤル気になっていたし、しっかり駆けてくれた。その気持ちに応えるため、踏ませてもらった」とラインの結束力で勝利した。
狙うは通算4回目のG3優勝だ。「踏み上げていく感じは、まだ少しだけ物足りないけど、流れてしまえば行けるかなという印象がある。準決も押し切れているし、脚はそこまで悪くない」と自信も取り戻しつつある。最後は自力で風を切って、堂々とV獲りを果たす。