【競輪】大久保花梨が4日制シリーズで完全優勝 圧巻のカマシで今年3回目のVゴール

トロフィーを手に笑顔でガッツポーズする大久保花梨(撮影・出月俊成)
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 「アーバンナイトカーニバル・G3」(12日、川崎)

 11Rでガールズケイリンの決勝戦が行われ、大久保花梨(20)=福岡・112期・L1=が打鐘4角からカマして1着。4日間シリーズは初、今年は3回目、通算7回目の優勝を、無傷の4連勝完全で飾った。直線で外を伸びた坂口楓華(京都)が2着、勝負どころで3番手を確保した荒牧聖未(栃木)は3着だった。

 3月の久留米では管理秩序違反(携帯通信機器の預け忘れ)によるあっせん解除を経験した大久保。出場が決まっていた5月のガールズケイリンコレクション(平塚)は出られなくなったうえ、5月末まで2カ月半以上も欠場。だが、今場所は誰も寄せ付けない圧勝劇を披露した。

 大久保はSで出て行かずに6番手。打鐘4角から一気にスパートして、後続を突き放していく。直線で外を迫った坂口を振り切って、先頭でゴールを駆け抜けた。「前からは考えず、カマシで行きたかった。理想通りのレースができました」と振り返った。

 優勝の原動力は梅川風子(東京)の存在。「同期の梅川さんがガールズケイリンフェスティバルでいいレースをしていた。直前に112期の新人訓練があり、梅川さんの強さを実感。このままじゃダメと思った」。梅川のような積極策を心掛けたことが勝因となった。

 次なる目標は新設されたガールズグランプリトライアル(11月20~22日・小倉)。「地元の九州で開催されるし、優勝すればガールズグランプリに出場できる。今の気持ちを忘れず積極的なレースをして結果を出せるように頑張ります」と気合を入れ直した。

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