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【競輪】中川G1初V 熊本へ元気届け

 日本選手権競輪を制して優勝カップを掲げる中川誠一郎
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 「日本選手権競輪・G1」(5日、静岡)

 中川がG1初制覇-。中川誠一郎(36)=熊本・85期・S1=が、最終ホームからロングまくりを決めて日本選手権(ダービー)初V。賞金6500万円(副賞含む)とKEIRINグランプリ2016(12月30日・立川)の出場権を獲得した。2着には自力に切り替えた吉田敏洋が入り、地元エースの渡辺晴智は3着に終わった。

 生まれ育った熊本に勇気を届けるために先頭でゴールラインを駆け抜けた。4月14、16日に地元を襲った大地震。中川自身は川崎で調整していたため難を逃れたが、急きょ帰郷すると見慣れた街は大きく変わっていた。熊本市内の自宅は大きな被害を免れたが、熊本競輪場はバンクにヒビが入り、特観席のガラスは大きく割れてバンクに突き刺さっている状況。

 思い通りに練習もできない中で迎えた日本選手権。1走目から2着3連発。1着回数の多い中川らしくない勝ち上がりだったが、気合は日に日に入っていった。準決は神山雄一郎に締め込まれながらも耐えて決勝に進出。

 迎えた頂上決戦は単騎になったが「ワンチャンスは必ずある」と信じて、レースに臨んだ。新田と深谷が脚を使う絶好の展開。「自分の得意なレースをしよう」と決めていた通り、最終ホームからロングまくりを敢行。深谷マークから自力に切り替えた同期・吉田の横を一気に駆け抜けて初のG1優勝を勝ち取った。

 今大会がスプリントで出場するリオデジャネイロ五輪前、最後の競輪になったが「競輪選手の自分ができることは競輪を走って、熊本のファンのみなさんに元気を送ることしかできない。熊本地震の被災地支援競輪で勝てたのはうれしい。国内の競輪は少し休みますが、戻ってきたら期待に応えられるように頑張ります」。優勝賞金の一部を義援金として寄付する意向を示した中川。熊本復興のために競輪はもちろん、五輪の舞台でも大暴れすることを誓った。

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