【阪神JF馬体診断】ラヴェル

 「阪神JF・G1」(11日、阪神)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)両トラックマンが、出走を予定する各馬をS~C評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【ラヴェル A】母のサンブルエミューズは、気性が勝ち気で千二~千六で勝ち鞍がある。しかし、当馬は2戦目で多少前向きさは出たが、気性は素直だ。体も均整が取れており、つなぎの長さも通常でクッションがありストライドが伸びる走法。素材は確かなものがある。

 また、キタサンブラック産駒らしいスピードの持続力があり、マイル以上での活躍が期待できそうな点も強調材料だ。これでトモのボリュームが出てくれば完成形だが、それは来春の楽しみとしたい。引き続き皮膚の薄い筋肉質の馬体を誇示し、状態は高いレベルで安定している。

(馬サブロー栗東・吉田順一)

 〈1週前追い切り診断〉坂井を背に栗東CWでF80秒9-38秒0-12秒3(一杯)。前半で少し折り合いを欠き気味に14秒4のハイラップを計時。手いっぱいに追われた割に反応がひと息で、やや物足りない伸び脚だった。今週の最終追い切りに注目したい。

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