「エリザベス女王杯・Ｇ１」（１３日、阪神）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹（美浦）、竹原伸介（栗東）の両トラックマンが、出走を予定する各馬をＡ～Ｃ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【デアリングタクト　Ａ】

　宝塚記念（３着）以来、３カ月ぶりの実戦。牡馬の一線級相手とスローペースにはまり、オールカマーは６着に敗退した。休み明けをひと叩きされて、馬体に張りが出てきたのは大きい。

　おなかにうっすらとあばら骨が見えており、体が引き締まったようだ。肩の筋肉がしっかりと浮き出てパワフルな状態になった。下腿（かたい）にも血管が浮き、前走時よりも状態はかなりアップしている。毛ヅヤの光沢も良化。上積みはかなりのものだろう。（馬サブロー栗東・竹原伸介）

　〈１週前追い切り診断〉松山を背に栗東ＣＷで６Ｆ８２秒７－３７秒１－１１秒４（仕掛け）。内の僚馬に大差先着。攻め駆けするベレヌス（５歳オープン）とは併入の形だが、ゴール前の脚勢、手応えともに優勢だった。前回と違い意欲的な併せ馬を行ったことで、気持ちの入り方も変わってくるだろう。