【チャンピオンズC馬体診断】ソダシ

 「チャンピオンズC・G1」(12月5日・中京)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【ソダシ B】

 まだキ甲(※1)が抜けておらず成長途上ではあるが、2歳時からトップレベルで戦ってきたのは高い完成度を武器にしていたから。デビュー以来の馬体重が472~476キロと、体重変動が少ないのがその証拠だろう。

 キ甲と尻の頂点がほぼ平行で、1600~2000メートルの中距離が適条件。脚長の体形で、一線級のダート馬に比べると全体的な筋肉量が物足りなく感じる(牡牝の性差もあるが)。一見すると芝向きに思えるものの、発達した浅胸筋(せんきょうきん)と、前駆の勝った馬体から初ダートでも十分に対応できそうだ。

 前走時はあばらがしっかりと浮き出ていたのと、下腿(かたい)の血管もくっきりしていたが、今回は若干見えにくい。この2点から、いくらか皮膚が厚いようだ。寒さで馬体の絞りにくい冬場だけに、どこまで仕上がってくるかがポイントだろう。(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉吉田隼を背に、栗東坂路で4F51秒1-37秒0-11秒9(G一杯)。サトノアイ(3歳3勝クラス)との併せ馬で1馬身先着。全身を大きく使って豪快に伸びた。フットワークも力強く、気配は絶好だ。

 (※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。

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