「秋華賞・Ｇ１」（１７日・阪神）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の吉田順一（栗東）、石堂道生（美浦）の両トラックマンが、出走を予定する各馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【アカイトリノムスメ　Ａ】春シーズンは常に高いパフォーマンスを発揮しており、世代上位の一頭。コンパクトにまとまったつくりで見た目の印象に派手さはないが、今回もいいバランスを保ちつつ適度に張りがある。これまでと同様にまだリップチェーンを着用しているものの、キツかった目つきもだいぶと穏やかになり、精神的な成長は十分に見込める立ち姿。中間の躍動した調教内容からもやればいくらでも動けるタイプ。臨機応変に対応できる器用さがあり、阪神の内回りも対応できるイメージも湧く。（馬サブロー美浦・石堂道生）

　〈１週前追い切り診断〉戸崎圭を背に美浦Ｗで５Ｆ６４秒９－３７秒０－１１秒４（強め）。内からスッと並んで鞍上が促すと回転ピッチを上げて突き抜けた。数字が示す通りの鋭い切れで、ケイコの動きは文句なし。