【スプリンターズS馬体診断】ダノンスマッシュ

 「スプリンターズS・G1」(10月3日・中山)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の竹原伸介トラックマン(栗東)が、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【ダノンスマッシュ A】

 今春の香港遠征は中3週のローテで万全ではなく、6着に敗退。それでも昨秋からのスプリントG1・3戦を2、1、1着した実力は色あせない。今回は5カ月ぶりとなるが、海外遠征による疲れは感じられず、休養でしっかりと回復したようだ。太め感はまったくないし、馬体に張りがあり毛ヅヤも上々だ。以前はキ甲(※1)と尻の頂点が平行に近かったが、今はトモ高の体形になってきた。

 現在では、より短距離向きの体つきになったと言える。うっすらとあばらが見えているし、前腕部と下腿(かたい)の血管も浮き出ている。もともと皮膚が厚ぼったく見える馬だが、これだけ皮膚が薄いのなら体調は申し分ない。(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉川田を背に栗東坂路で4F50秒0-36秒4-12秒2(一杯)。ダノンスプレンダー(5歳オープン)との併せ馬で2馬身先着。久々を感じさせない力強い脚さばきで豪快に登坂した。文句なしだ。

 (※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。

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