「オークス・Ｇ１」（２３日・東京）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生（美浦）、吉田順一（栗東）の両トラックマンが、出走を予定する各馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【ステラリア　Ｂ】４８０キロ前後のキズナ産駒だが、牝馬ということもあってか腹のラインはシャープ。首差しは通常ぐらいの長さだが、胴長＋脚長でストライドは稼げるタイプだ。

　つなぎは短めで立ち気味。舌がハミを越すこともあるため縛ってレースに挑んでいるが、反応面などは確実に上向いている。多少、前重心のためか前肢が少し内側に入っているものの、トモが大きく流れることなく立てているのは好感が持てる。キリリとした表情や１週前の絶好の攻め気配から、いい状態で挑めそうだ。（栗東・吉田順一）

　〈１週前追い切り診断〉川田を背に栗東ＣＷで６Ｆ８２秒５－３７秒８－１１秒３（強め）。ラーゴム（３歳オープン）を０秒５追走して２馬身半先着、ルージュメサージュ（３歳未勝利）を１秒５追走して２馬身先着した。スピード感あふれる動きで、力強いフットワーク。ラスト１Ｆで僚馬に並び掛け、軽く追われるとアッという間に突き放した。状態は上向いている。