【天皇賞(春)馬体診断】ワールドプレミア
「天皇賞(春)・G1」(5月2日・阪神)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【ワールドプレミア A】3カ月ぶりだった前走の日経賞(3着)は、体つきこそすっきりと仕上がっていたが、まだ皮膚が厚ぼったく良化途上との印象だった。それが今回は、下腿(かたい)の血管がはっきりと浮き上がっている。加えて、うっすらとあばらが見えており、皮膚の薄さは前走時に比べると雲泥の差だ。
肩の上腕三頭筋と上腕筋や、トモの大腿二頭様筋(だいたいにとうようきん)と半腱半膜様筋(はんけんはんまくようきん)の段差がくっきりとしており、ひと叩きされた上積みは大きい。臀部(でんぶ)の上部に銭形の斑点が浮き出ているように、申し分のない状態に仕上がっている。(馬サブロー栗東・竹原伸介)
〈1週前追い切り診断〉福永を背に栗東CWで7F95秒5-37秒2-12秒4(一杯)。ポタジェ(4歳オープン)を0秒8追走して併入。体を大きく使えており、動きに力強さも出てきた印象。前走からの上積みは大きい。