「有馬記念・Ｇ１」（１２月２７日・中山）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹（美浦）、竹原伸介（栗東）の両トラックマンが、出走を予定する各馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【オーソリティ　Ｃ】

　長期休養明けだった前走から型通りの締まり。ボテッとしていた腹回りを中心に、だいぶ脂肪は取れてきたが、それでもまだ緩い。

　ただ、この状態で走れているのだから能力の高さは推して知るべし。顔つきなども幼さを残しており、素質は認めつつも、完成といった点ではまだまだの評価。

（馬サブロー美浦・佐野裕樹）

　〈１週前追い切り診断〉美浦Ｗで７Ｆ９８秒０－３９秒１－１２秒７（一杯）。僚馬を２馬身追走、さらには大きく前を走る他厩舎も重なって実戦さながらの調教。長めから時計を出したにもかかわらず、直線もビシビシと追われて最先着。ダイナミックなフォームでグイグイと伸びたように、使った上積みは大きい。