「朝日杯ＦＳ・Ｇ１」（２０日、阪神）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生（美浦）、吉田順一（栗東）の両トラックマンが、出走を予定する各馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【ショックアクション　評価Ｃ】デイリー杯２歳Ｓを回避した影響を感じさせない攻め気配だが、１週前段階の馬体を見ると多少余分な脂肪は残っている。ただ、パンパンに張ったトモのボリュームは半端なく、首差しと胴のバランスを考慮すればスピードにパワーを兼備したマイラーと言っていいだろう。

　つなぎは短めで少し破折気味だが、柔らかさがありストライドを稼げる走法。速い脚はないが、長くいい脚が使えるタイプだ。現時点では多少重めのため評価を下げているが、週末と来週の追い切り次第では浮上の余地を残している。

（馬サブロー栗東・吉田順一）

　〈１週前追い切り診断〉戸崎圭を背に栗東ＣＷで６Ｆ８２秒５－３８秒８－１２秒１（強め）。エイシンイルハーン（２歳新馬）を１秒２追走して０秒８先着、チュウワノキセキ（３歳２勝クラス）を０秒８追走して０秒３先着した。追われると俊敏に反応して鋭い伸び脚を披露。３カ月半ぶりだが、しっかりと乗り込まれて馬体も仕上がっている。