【チャンピオンズC馬体診断】アルクトス
「チャンピオンズC・G1」(12月6日・中京)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【アルクトス A】
恵まれた骨格にようやく筋肉が追いついてきたか。背中と腹のラインが横に、並行に伸びて“棒”のような体型だったが、この写真ではお尻がキュッと上がって腹回りもボテッとしていない。長い手脚とのバランスが取れて、550キロ前後ありながらも重さを感じさせないようになった。
前傾だった立ち姿も、前肢でしっかりと踏ん張れて、体も起きている。くすんで見せることが多かった肌も、今回はピカピカ。体調はかなり良く映る。
(馬サブロー美浦・佐野裕樹)
〈1週前追い切り診断〉田辺を背に美浦坂路で4F51秒6-37秒3-12秒3(馬なり)。前を走る僚馬との差を徐々に詰めると、食い下がる相手を馬なりのまま突き放す構え。追えばいつでも突き放せる勢いだったが、最後まで余裕を持たせてのフィニッシュ。楽に好時計をマークしたように、出来は文句なし。