【菊花賞馬体診断】ヴェルトライゼンデ

 「菊花賞・G1」(25日・京都)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【ヴェルトライゼンデ B】

 熱発でセントライト記念の予定を1週スライド。馬体や攻め気配は悪くなかったが、不安材料を抱えて挑んだ神戸新聞杯は中身の濃いレースで2着と地力を示した。

 陣営の思惑よりは1週短くなって挑む菊花賞だが、その影響は皆無。1週前撮影時の池江厩舎らしい、たくましいフォルムとなっている。毛ヅヤ、トモのボリュームは相変わらず満点。あとは週末や最終追いでしっかりと負荷をかければ、いつも通りにいい状態で挑めそうだ。腹袋がしっかりとあり、折り合いに不安がないことから距離への融通性も十分にありそうだ。

 (馬サブロー栗東・吉田順一)

 〈1週前追い切り診断〉栗東CWで6F82秒2-37秒5-11秒8(強め)。先行する古馬を相手に追走先着。一頓挫あって決して順調ではなかった前回時と違い、前半から気負いもなく非常に滑らかな走りを披露した。騎乗した池添のゲキに素早く反応して抜け出す脚は迫力十分。前回からの伸びしろは相当大きい。

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