【菊花賞馬体診断】コントレイル

 「菊花賞・G1」(25日・京都)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【コントレイル A】

 6戦6勝の実績を引っさげての三冠挑戦。体長や体高の成長は多少あるが、ここまで456~462キロと体重の変動は少ない。キ甲(※1)の抜け具合や馬体のバランス面から、もう一段階の成長の余地は残しているが、余分な脂肪が付かず仕上げに手間取らないタイプだ。

 秋は神戸新聞杯をひと叩き。デビュー以来、最も間隔が詰まるローテーションになるが、臀部(でんぶ)の丸みや股部分の膨らみからすれば確かな上積みは見込める。前重心で撮影者に顔を向ける点も皐月賞&ダービー同様。あばらをうっすらと見せ、盤石の態勢だ。

 馬体のバランスから距離は適性外に思うが、多少なりともストライドが伸びたことと絶対能力の高さで偉業達成に挑む。

 (馬サブロー栗東・吉田順一)

 〈1週前追い切り診断〉福永を背に、栗東CWで6F84秒6-37秒7-12秒1(馬なり)。タイセイモンストル(3歳1勝クラス)を0秒7追走して0秒5先着した。行きたがるそぶりも見せず、道中はしっかりと折り合うと、直線は併走馬を楽々突き放してシャープに伸びてきた。休み明けを叩いて状態はさらに上向いている。

 (※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。

編集者のオススメ記事

馬体診断最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス