【宝塚記念馬体診断】サートゥルナーリア

 「宝塚記念・G1」(28日・阪神)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の竹原伸介(栗東)、佐野裕樹(美浦)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【サートゥルナーリア A評価】

 約3カ月ぶりの金鯱賞(1着)では無駄肉のない体つきをしていたが、3カ月半ぶりの今回も馬体をすっきりと見せている。当時と違う点はトモのボリューム感がアップし、キ甲(※1)から首の付け根の筋肉が明らかに盛り上がっている。全体的に筋肉量が増したようだ。

 加えて膝蓋(しつがい)骨付近の血管は今まで見えていなかったもので、皮膚が薄くなって現れてきたもの。ワンランク上の仕上がりと言える。顔つきにも風格が出てきたし、3歳時に比べると大人っぽくなってきた。(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉ルメールを背に栗東CWで6F79秒9-37秒2-11秒3(馬なり)。スピード感満点の動きで、ラストは余力十分に鋭く伸びてきた。丹念な乗り込みを消化しており、馬体もすっきりと仕上がっている。

 (※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。

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