高松宮記念馬体診断モズアスコット
「高松宮記念・G1」(29日・中京)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【モズアスコット B】
前走後、豪州遠征を視野に入れて東京競馬場に入厩していたが、回避を決めて17日に帰厩。こちらに矛先を向けてきた。東京からの長距離輸送直後でも疲れは感じられないし、前走時の1週前よりも馬体が引き締まって見える。もともと毛ヅヤを良く見せるタイプだが、1カ月前に比べて格段に良化しているのは特筆もの。筋肉質でパワフルな馬体は前走時と変わっていないし、開催最終週の力を要する馬場は合うだろう。首回りの太さは純粋スプリンターと同様だが、胴が少し長く見えるのが気がかり。
(馬サブロー栗東・竹原伸介)
〈1週前追い切り診断〉栗東坂路で4F52秒3-12秒1(一杯)。ステイフーリッシュ(5歳オープン)との併せ馬で2馬身先着。全身を大きく使った走りで豪快に先着を決めた。充実ぶりがうかがえる気配。