「高松宮記念・Ｇ１」（２９日・中京）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹（美浦）、竹原伸介（栗東）の両トラックマンが、出走を予定する各馬をＡ～Ｄ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【アウィルアウェイ　Ｂ】

　３歳春には細身で牝馬らしい体つきをしていたが、昨秋の復帰後は馬体に幅が出てきた。この点は良い傾向だと思う。前走はデビュー以来最高馬体重の４７８キロだったが、肩の筋肉量も増加し、全体的にパワーアップした印象。２カ月ぶりを叩かれて、前腕部や下腿（かたい）にはっきりと血管が浮き出てきた。春先でこれだけ皮膚が薄く仕上がっているのは状態の良さの証明だろう。ただ、純粋なスプリンターに比べると馬体の迫力が若干物足りず、まだ成長の余地がありそう。この点でＢ評価とした。

　（馬サブロー栗東・竹原伸介）

　〈１週前追い切り診断〉松山を背に栗東坂路で４Ｆ５１秒８－１２秒６（Ｇ強め）。テンから意欲的に運んで、力強い動きを披露。ゴール前の伸び脚も上々。好調をキープ。