【有馬記念馬体診断】キセキ
「有馬記念・G1」(22日、中山)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をS~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【キセキ 評価A】
フランス遠征(3、7着)から帰国して2カ月半ぶりになるが、太め感のない体つき。馬体には張りがあり、冬毛も全く出ておらず、毛ヅヤも申し分ない。肩や下腿(かたい)の血管が多少見えにくいが、1週前の馬体としては十分に合格点だろう。
特徴的な肩とトモや胸前の筋肉の質感も落ちておらず、初めての海外遠征によるダメージは見られない。耳をピンと立てて、凜(りん)とした顔つきにも風格がある。好調時と遜色のない状態に仕上がっている。
(馬サブロー栗東・竹原伸介)
〈1週前追い切り診断〉栗東CWで5F64秒7-37秒6-11秒7(一杯)。キビキビとした脚取りで好タイムをマークした。ただ、最近の中では一番前半から行きたがっていたように、少しテンションの高いところが気掛かり。このひと追いがガス抜きとなり、落ち着きが増せば問題ないが…。