【チャンピオンズC馬体診断】オメガパフューム

 「チャンピオンズC・G1」(12月1日、中京)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【オメガパフューム 評価A】

 デビュー以来446~462キロで出走しており、体重の変化はあまりないタイプ。それでも4歳の秋を迎えて肩の筋肉が発達し、トモ高の馬体もキ甲(※1)とほぼ平行になって完成域に近づいてきた。丸みのある臀部(でんぶ)やトモの質感も、4走前のフェブラリーS当時から比べてボリューム感がアップしている。

 首が長く脚も長めで芝向きにも感じられるが、首回りは太く、中型馬の割に骨量が豊かなためダート馬としても資質は十分。距離的にも、マイル~中距離まで対応できる体つきだ。

 肩や下腿(かたい)に血管が浮き出て皮膚が薄く芦毛(あしげ)で分かりづらいが、毛ヅヤにも光沢がある。1週前としてはかなり状態がいい。(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉栗東坂路で4F52秒2-38秒4-13秒0(馬なり)。アンバウンディド(2歳新馬)と併入した。力強い脚さばきで駆け上がり、状態の良さを感じさせた。好調キープ。

 (※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。

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