【オークス馬体診断】クロノジェネシス
「オークス」(19日、東京)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、オークスに出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【クロノジェネシス 評価B】
写真撮影では平常心を保ち、今回も阪神JFや桜花賞と変わらないたたずまい。キ甲(※1)が抜けかかって、トモ高の前がやや強い体形も同様だ。多少、前腕のボリュームが増した印象を受け、トモの丸みも保てているのは好感が持てる。
とはいえ、この馬体を維持するために2週前の追い日に時計を出せていない点は、やはり気になるところ。負荷が少なめの調整過程からは上積みが期待しづらく、長距離輸送でどこまで今回の体つきがキープできるかがポイントだ。430キロ台なら力は出せると判断したい。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉北村友を背に栗東CWで6F85秒2-40秒0-12秒7(馬なり)。サマーセント(3歳500万下)を1秒7追走して併入した。折り合い重視で我慢を利かせた内容。大きな上積みはどうかも、体調面での不安はない。
(※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。