【阪神JF馬体診断】プールヴィル

 「阪神JF・G1」(9日、阪神)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、阪神JFに出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【プールヴィル 評価B】

 約3カ月ぶりの前走は2キロ減で416キロ。キ甲(※1)の抜け具合や骨格からすればある程度完成している印象を受ける。小柄でスカッとしたシルエットだが、トモに丸みがあってふっくらと見せているのは好感が持てる。

 つなぎは短めで少し破折(※2)気味だが、回転の速いフォームの割にはストライドが伸びるのが好成績を収めている要因だろう。また眼光の鋭さからも小柄な牝馬らしい気の強さは垣間見える。約2カ月ぶりだが、いきなりから能力全開の仕上がりだ。(馬サブロー栗東・吉田順一)

 〈1週前追い切り診断〉栗東坂路で4F51秒3-37秒6-12秒9(仕掛け)。ダイシンカレラ(6歳500万下)に半馬身先着。数字以上に馬体を大きく見せて、軽快に駆け上がってきた。全体時計も上々で、好気配を保つ。

 (※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。

 (※2)「破折」とは、爪の前面(あるいは背面)の蹄壁の角度とつなぎの角度が違っている馬のこと。

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