【菊花賞馬体診断】メイショウテッコン
「菊花賞・G1」(21日、京都)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、菊花賞に出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【メイショウテッコン 評価B】
ラジオNIKKEI賞を制した時が482キロ。ふっくらとしたシルエットだが、あばらをうっすらと見せ、トモのボリュームや丸みも文句なかった。
そして前走の神戸新聞杯は、トモをこぢんまりと見せながらも14キロ増。胴回りに厚みが出たこと、キ甲(※1)が抜けて背丈が伸びたことが要因だろう。今回も前走時と変わらぬシルエット。余分な脂肪が付いておらず、高速馬場の京都に合うフォルムと言っていいだろう。とはいえ、前後のバランスを踏まえればもう少しトモに膨らみが欲しい。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉松山を背に栗東CWで6F82秒6-38秒6-12秒3(一杯)。モンファロン(3歳500万下)を1秒5追走して0秒1先着。大きく追走したため先着は小差だが、気迫のこもった動きは見どころ十分。好調をキープしている。
(※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。