【桜花賞馬体診断】プリモシーン

 「桜花賞・G1」(8日、阪神)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、桜花賞に出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【プリモシーン 評価B】

 ディープインパクト産駒の牝馬は細身のタイプが多い。この馬はくっきりとしたラインで、筋肉量も適度。首差しとのバランスが非常に良く、皮膚の薄さからも仕上げには手間取らないクチだ。今回もシャープにまとまっている。

 体形的には距離が延びても問題なさそう。ただ気合乗りが早く、下見所で時折幼いしぐさが目立つ点から、精神面にはまだ課題が残るというのが個人的な見解。輸送を挟むだけに当日の気配にはより注目しておきたい。

(馬サブロー美浦・石堂道生)

 〈1週前追い切り診断〉1月にフェアリーSを制したあとは、3月21日の美浦W(6F87秒3-14秒1)がトレセンでの初時計。無理をせず馬の気に任せて、しなやかなフォームは数字以上の切れを感じさせた。1日には坂路で4F55秒4-12秒4。落ち着きがあり、馬体もパンと張っている。順調な仕上がりとみていい。

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