【有馬記念馬体診断】キタサンブラック
「有馬記念・G1」(24日、中山)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、グランプリに出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【キタサンブラック 評価A】
盛り上がっている前駆の筋肉やトモの丸みは、ジャパンCの1週前当時と大きく変わっていない。
肋(ろく)の部分にうっすらとあばら骨が見えてきたのは、この秋3戦目にして初めて。さらに馬体が引き締まっており、ラストランに向けてしっかりと研ぎ澄まされている証拠だろう。
精悍(せいかん)な顔つきは前走時同様。馬体を小さく見せているように引き続き好調時の気配をキープしている。さらに仕上がるであろう、当日の馬体を見るのが楽しみだ。(馬サブロー栗東・竹原伸介)
〈1週前追い切り診断〉栗東CWで7F95秒0-78秒7-37秒7-12秒3(一杯)。アキトクレッセント(5歳オープン)と併入した。長めから攻め駆けするパートナーを追走する形だけに、ゴール前の手応えで見劣った点は問題なし。16日にも同6F86秒3-39秒0-11秒9と意欲的に攻めている。宣言通り、全力の仕上げとみてよさそうだ。