【ボート】SG戦線異状あり!? 女子選手、若手選手の台頭

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 尼崎ボートで行われたSGレース「第27回オーシャンカップ」は椎名豊(群馬)のSG初優出初優勝で幕を閉じた。3月には遠藤エミ(滋賀)が史上初めて女子レーサーとしてSGタイトルを奪取。若手の活躍と女子の活躍、どうやら今年はSG戦線にうねりが起きつつある。

 遠藤は3月のボートレースクラシック(大村)で史上初めて女子レーサーとしてSGタイトルを奪取した。オーシャンカップにも田口節子(岡山)、平山智加、平高奈菜(ともに香川)、遠藤と4人の女性レーサーが出場し、優勝戦には届かなかったものの、平山が準優勝戦まで駒を進めたように女子レーサーの活躍はめざましい。

 もっとも“新風”はそこだけにとどまらない。1988年生まれの椎名は昭和最後の世代。登番ではそれまでの深谷知博(静岡)を抜いて、一番若くしてのSGレーサーとなったことでも話題を振りまいた。となると、次に期待されるのは「平成世代」の台頭。実はボート界では平成生まれの選手がSGタイトルを獲得したことはまだない。オーシャンカップに「平成世代」は、最年少27歳の羽野直也(福岡)ら8人が出場し、大上卓人(広島)、磯部誠(愛知)が予選を突破し、SG初出場となった村上遼(長崎)が勝利を挙げるなど健闘した。

 オーシャンカップを終え、今年の残るSGはボートレースメモリアル(8月23~28日、浜名湖)、ボートレースダービー(10月25~30日、とこなめ)、チャレンジカップ(11月22~27日、鳴門)、グランプリシリーズ(12月13~18日、大村)、グランプリ(12月13~18日、大村)の5タイトル。

 椎名のSGゲットで次なる若手の台頭が待たれるボート界。「平成世代初のSGレーサー誕生」の文字が紙面を彩る日が早々に訪れる気がしてならない。(関西ボートレース担当・中村博格)

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