【ボート】ひと足早く8月の蒲郡SG・ボートレースメモリアルを予想

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 6月1日に、ボートレース夏の祭典・SGボートレースメモリアル(8月24~29日・蒲郡)の出場メンバーが発表された。蒲郡を除く23場から2人ずつ選出され、開催施行者(蒲郡)希望出場者で地元の柳沢一、磯部誠(ともに愛知)と、菊地孝平(静岡)、湯川浩司(大阪)、守田俊介(滋賀)の5人が選ばれた。豪華メンバーが集結しただけに、白熱したレースが期待できそうだ。

 まだSG・グランドチャンピオン(6月22~27日・児島)、SG・オーシャンカップ(7月20~25日・芦屋)が行われていない状況だが、ひと足先にメモリアルの予想をしたい。

 直結しそうなレースが6月3~8日に蒲郡で行われた。そう「G1・開設66周年記念競走 オールジャパン竹島特別」だ。平本真之(37)=愛知・96期・A1=が地元ファンの声援を味方に優勝。「デビュー、SG初出場がここ蒲郡だったので、優勝できて本当にうれしい。それに鈴木勝博さん(愛知)にペラのアドバイスをもらって、チルト0も使えるようになった」と調整の引き出しが増えて笑みがこぼれた。地元SG制覇を目指して奮闘してくれそうだ。

 そして当地を得意としている湯川は節イチ級の舟足に仕上げて予選を2位通過。優勝戦も3着と奮闘した。「ここは海水だと思っていたけど、正解は汽水(海水と淡水が混じる水)だった。そこで淡水の調整をしたら、20年4月にG1を優勝できた。昔は苦手な水面だけど、今では蒲郡でしか活躍できないくらい(笑)」と自信を持つ。蒲郡施行者による推薦での出場だけに気合も入る。2010年6月のグランドチャンピオン(大村)以来となるSG5回目の制覇を挙げて、完全復活をアピールしてもらいたい。

 “ナイター王”と言われている毒島誠(群馬)も当地SGは3連続優出でV1。そして今回のG1も優出4着と結果を残した。「ここは乗りやすいし、めちゃくちゃ好きな水面。そしてご飯もおいしいし(笑い)」と、いい思い出しかない。SGでも豪快な走りを見せてくれそうだ。

 19年11月に当地G1周年を制している田村隆信(徳島)は、不良航法(減点10)を取られて予選落ちしたが、伸び中心に足は仕上がっていた。「いろんな形を試せた」と、SG本番に向けて視界は良好だ。この4人には前回までの成績、エンジンが悪くても要注目してもらいたい。(関西ボート、競輪担当・高谷和宏)

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