【ボート】若手が躍進している埼玉支部 畑田汰一を筆頭に舟券で狙える選手がズラリ

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 記者は戸田ボートを主戦場としているので、埼玉支部の選手の動向は気になるもの。その中で畑田汰一(22)=埼玉・122期・A2=が目立っている。2018年5月にデビュー。175センチの長身から繰り出す豪快なターンが持ち味だ。優勝は3回で、デビュー初優勝が昨年5月の江戸川。そして同年11月、今年1月の戸田を制している。特筆すべきは、この3回の優勝がいずれも1号艇以外で挙げていること。どのコースからでも狙える魅力がある。今年1月からA2に格付け。いずれビッグレースで活躍するに間違いない。

 埼玉支部は若手が成長してきている。今年の戸田では、前出の畑田が優勝した節(1月14~17日)で、尾上雅也(26)=119期・B1=がデビュー初優出を果たした。1月4日には小川竜太朗(20)=127期・B2=がデビュー初1着。昨年11月にデビューした同期の中では、一番乗りで水神祭を飾った。

 埼玉支部の若手が躍進する理由は練習にある。戸田で取材していると、その節に参加していない埼玉支部の若手が、開催中のレースの合間に乗り込んでいる風景に出くわす。前検日でも午前中に練習をしているシーンを目にする。1月22~25日の戸田に出走した砂長知輝(21)=125期・B1=は、7走で2着以上が2回と好走。SGでも優勝戦線をにぎわす木下翔太(29)=大阪・108期・A1=と道中で競り合い、砂長は負けたものの、互角の戦いを見せた。砂長自身は期を追うごとに勝率を上げており、今期は4点台に到達する勢い。「レースで落ち着いている。練習通りにできている」と練習の成果、成長を実感する。身近な存在である畑田がブレークしていることも刺激になっており「みんなが強くなりたいと、どんどん練習している」と目を輝かせた。

 『練習はうそをつかない』を実証するかのように目覚めてきている埼玉支部の若手選手たち。出走表で名前を見かけたら、舟券でぜひとも狙ってほしい。(関東ボート担当・渡辺和明)

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