「地方競馬記者コラム・仕事　賭け事　独り言」

　ボート、競輪担当記者の紙面コラムで、たびたび出てくる出張先での出来事。常々、うらやましく思っている。記者は約４年前に地方競馬担当になってから、一度たりとも出張がない。

　僚紙・馬サブローのトラックマン時代は違った。ＪＲＡの北海道開催４カ月に毎年、長期出張していた。しかも、会社にとっては“経費使い過ぎ”の要注意人物。その反動が今の状況で、当然なのかもしれない。

　それでも、先日はトラックマン時代の仲間に「クエを食いに、小倉競馬へ行こう」と誘われて、二十数年ぶりに関門海峡を渡った。前回は先輩２人と共同出資の馬券で大勝し、別府温泉まで足を伸ばして宴会三昧の豪勢な旅打ちになった。そんなわけで「小倉は方角がいい」と意気込んで出発したが、今回は甘くなく、勝手な思い込みでしかなかった。

　読者やユーザーの方々にも、旅打ち愛好者は多いだろう。そんな競馬ファンに支持されそうな企画を３月３１日まで、地方競馬全国協会が実施している。「旅うまチャレンジ　スタンプラリー」（詳細は地全協ＨＰにて）。全国の地方競馬場１５場（帯広、門別、盛岡、水沢、浦和、船橋、大井、川崎、金沢、名古屋、笠松、園田、姫路、高知、佐賀）を巡ってスタンプを収集して応募すると、豪華プレゼントが当たる。全場制覇なら最高５万円の旅行券が当たるチャンスがある。

　記者も担当している園田競馬からスタンプラリーに参加。幸運に恵まれれば、次こそ豪勢な旅打ちに出かけたい。（地方競馬担当・工藤　修）