【地方競馬】ジャパンダートダービーに多くのダービー馬の出走を願う

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 一生一度の夢舞台であるダービー。地方競馬では、2006年からダービーウイークと題して1週間各地で開催していたが、今年からはダービーシリーズに変更。5月28日の九州ダービー栄城賞(佐賀)を皮切りに、6月1日・北海優駿(門別)、6日・東海ダービー(名古屋)、7日・東京ダービー(大井)、11日・岩手ダービーダイヤモンドカップ(水沢)、15日・兵庫ダービー(園田)、18日・高知優駿(高知)、最後に今年から新設された石川ダービー(金沢)が20日に実施。合計8頭のダービー馬が誕生した。昨年までのシリーズからするとやや間延びした感はしたが、感動のシーンがより多く生まれたのはいいこと。新たに誕生した地元のヒーローに対しては今後、応援に一層の声が増すことだろう。

 今週の12日には大井で総決算のジャパンダートダービー・Jpn1が行われる。しかし、地方競馬ダービー馬の出走は東京ダービーを制したヒガシウィルウィン1頭のみとなったのは、さびしい限り。確かに、実力差が歴然としているJRA所属の強豪馬が相手では、厳しい戦いとなるのは明白で、地域のレベル差もあるの分かる。

 ただ、生涯に一度の夢舞台。地元のヒーローが出走するなら、馬券を抜きにしても応援するファンが多く、一層の盛り上がりを見せるのは間違いない。地方競馬のより名物レースとなるのではないだろうか。来年以降は多くの地区のダービー馬に出走してもらいたい。(園田競馬担当・工藤 修)

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