山本梨菜 友達の才能あふれる絵心に感謝 佐賀支部・120期 2017年5月デビュー

 友人がデザインしたヘルメットを手にする山本梨菜
2枚

 【第115回】山本梨菜(23)=佐賀・120期=

 7月24日に閉幕した住之江ヴィーナスシリーズ。山本はデビュー初優出で初優勝の快挙こそ逃したが、レースでは大いに盛り上げた。そんな彼女のヘルメットは仲間との友情で作り上げた大切な“宝物”だ。

 初代ヘルメットは「卒業したときに買った既定の品」だったが、昨年5月の更新時に自らデザインに着手。「色は水に関わるので海っぽく。イルカや花とかも好きなので自分はこんな感じ、というイメージを伝えました」と高校(佐賀清和高)の友達に、多彩な内容をリクエストした。

 「ボートとは一切関係がなく絵が上手で本当に趣味程度の感じ」と山本が評する腕前だが、完成品はアースカラーの濃紺を基調に、個性豊かなタッチで描かれたイルカや花がにぎやかにヘルメットを彩る。職人顔負けの描画力で登録番号や名前も全て手書き。入魂の作品となった。

 「気持ちは新たになりましたね。“私のヘルメット!”みたいな感じです」と所有欲も満たされ「下ろしたすぐのレースは成績も良かったですよ」と好成績に結びついた。「友達には感謝しないと、ですね」と心強い存在感はヘルメットを通じて山本のハートを支えている。

 3代目のデザインも「大変だけど、また友達にお願いしようかな。私も頑張ります」とニッコリ。ボートレース界を沸かせるコラボレーションが今後も楽しみだ。

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