守屋美穂 愛する息子が“攻める”気持ちの原動力
【第114回】守屋美穂(32)=岡山・101期=
5月のボートレースオールスターはドリームに選出。F休み後の地元戦では男子相手にイン逃げV。オーシャンカップではSGで初の予選突破も果たした。守屋は、今、一番乗れてるヴィーナスレーサーだ。
原動力はもうすぐ6歳になる息子の存在。レース後、大切に抱きかかえているヘルメットには息子の似顔絵と愛犬が描かれている。「まだ小さい頃は子どもの手形で、一年半前から子どもの似顔絵。ネットで(業者を)探して、写真を送って描いてもらいました」とサラリ。こだわりのない、庶民感覚も守屋らしい。「いつも一緒にいるようで、ヘルメットを見ると癒やされています」と強い心の支えになっている。
3月児島のヴィーナスシリーズでは4年5カ月ぶりの地元優勝。「レース後、迎えに来ていた息子が手を振ってくれていた。優勝する姿を見せることができてうれしかった」と母はジ~ン。
元気に育っている息子は、「はい、わんぱくに育っています。家でレースの話はあまりしないし、レースに行く前も意外なほどサッパリしているんですよ」とクールな態度だとか。母に心配をかけまいとするおとこ気が既に芽生えているようだ。
「来年小学生になる息子と、自分自身も一緒に成長できている気がします。応援して下さるファンの皆さまと家族の後押しがあってこそ。これからも攻めの気持ちで一走一走に臨みます。見てて下さい」とSG、G1でさらなる進化を遂げる。