高田綾 運命の守り神を味方に上を目指す
【第105回】高田 綾(36)=福岡・110期=
高田のヘルメットには毎回、オカメインコの絵が描かれている。「昔、家で飼っていたオカメインコが亡くなったんですが、すごくかわいくて、今でも守り神みたいな感じでヘルメットに描いています」とお気に入りのヘルメットを見ながらニッコリ。
「いつもはネットでかわいいオカメインコを探してきて塗装屋さんにお願いしていたんですが、今回はすごい出会いがあったんです」と詳しく説明してくれた。
「選手になる前、まだ20代前半の頃、動物園できれいな絵はがきを買ったんです。すごくお気に入りでずっと持っていたんですが、たまたま行ったショッピングセンターで、その絵と同じタッチの絵が展示販売されていたんです。聞いてみると同じ作者で平野隆司さんって方だったんです」と偶然の出会いに驚いた。「その場でヘルメットに絵を使えるかどうかをお願いしたら、OKが出たので速攻で頼みました」とずっと思っていた願いがかなった。
そこから絵を描いてもらい、塗装屋に発注し待望のヘルメットが出来上がった。「オカメインコを色鉛筆で描いているんですが、それがいい感じでヘルメットに描かれていて、一発で気に入りました。大事に使っていきたい」と今までの中でも最高の仕上がりを喜んでいる。
「レースでも少しずつ調子を取り戻してきた。ここから上を目指して頑張っていきたいです」と大好きなオカメインコと一緒に戦っていく。