金子七海 おしゃれに憧れるピカピカのルーキー
【第57回】金子七海(20)=福井・125期=
福井支部のルーキー・金子は昨年11月の住之江タイトル戦でデビュー。デビューから8節で、4着が最高。まだ舟券には絡んでいない。「同期では何人か水神祭を達成しましたからね。私も早く追いつけるようにしたい」と、まずはデビュー初の1着を目指して奮闘中だ。
父親は同じ福井支部で、優勝12回を誇るA級レーサーの金子貴志。幾多の経験を積み重ねてきた先輩でもあり、身近な“師範”でもある父からは、「自宅ではいっぱい教えてもらってますね。録画していたレースを見て、こちら側の意見も言えるし、ここはこうした方がいい、とかアドバイスをすごく聞ける」と、英才教育をみっちりとたたき込まれ、ボートレースの神髄をしっかりと受け継いでいる。
レーサーとしては、まだまだ成長途上の日々は続くが、プライベートでは、4月21日に20歳の誕生日を迎えたばかり。「趣味は買い物ですね。何も買わないときでも、いろいろと見比べるのも好きです」と、ウインドーショッピングがリフレッシュへの何よりの栄養分だ。
街を歩けば、お気に入りのファッションから高級ブランドまで、女子力を高めるアイテムが好奇心を駆り立てる。「昔から変わらずおしゃれが大好き。もう少しレースで頑張って、かわいい服やカバンを買ってみたいですね」と華やかな女性像を思い描いた。
中学から高校まで、ヒップホップを中心にしたダンスへ情熱を注いできた。「グループを組んで活動してきたけど、仲間からダンサーになった子もいるので、刺激になります」と友人たちの活躍はさらなる向上心を沸き立たせる。家族、そして友人たちの存在は、間違いなく金子の成長への活力となるだろう。