山本梨菜 ご当地グルメで激闘リフレッシュ!

 【第30回】山本梨菜(21)=佐賀・120期=

 昨年のグランプリ覇者・峰竜太を筆頭に、歴戦の猛者が名を連ねる佐賀支部。女子はわずか3人と少数ではあるが、120期の新鋭・山本は、レースで男子顔負けのターンを繰り広げ、メキメキと腕を上げている成長株のひとり。全国各地のレース場を転戦する彼女は「ご当地のグルメを食べることですね」と遠征先のおいしいお店巡りで激闘をリフレッシュしている。

 9月は住之江、尼崎と続けてあっせんが入り「レースの合間が短かったので、そのまま大阪に滞在していました。佐賀や長崎の先輩に、お好み焼き屋に連れて行ってもらいましたよ」と関西が誇る“粉もん”料理に舌鼓を打った。

 住之江ボート近くの下町、玉出で味わった大阪のソウルフードは、かなりの高評価で「やっぱりご当地ならではの感じで、いつもより3割増しでおいしかった」とほっぺも緩む。迎えた尼崎の一般戦は予選通過こそ逃したが、3日目3Rでは、男子との激しい3着争いを制して舟券に絡み、3連単の配当は10万9530円の好配当を演出した。

 今年は9月の平和島ヴィーナスシリーズで、17年5月のデビュー以来、初の予選突破を飾った。「最近はちゃんとコースにも入って、少しは慣れてきた。やっとレースになってきた感じですね」と自身の成長を感じ取る。

 「事故やケガがあって全然走れてなかった時期はあったけど、今は何も気負うことがなくレースができるのが楽しい。学ぶことは多いけど、ちゃんとレースができるようになってきたかな」と充実した内容に笑顔がキラリ。佐賀支部を代表する女子レーサーとして、全国のファンに名を刻む日はそう遠くない。

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