鎌倉涼 母として、妻として…ヘルメットに刻んだ思い
【第96回】鎌倉涼(29)=大阪・100期=
15年12月のクイーンズクライマックス(福岡)から産休に入っていた鎌倉。約3年の休養を経て、昨年12月の蒲郡で復帰。復帰初戦をいきなり1着で飾り存在感をアピール。復帰後初の住之江でも、1走目で1着とし「まだレースに慣れてなく1Mは迷ったが、その中で勝てたのがすごくうれしい」と地元復帰初1着を喜んでいた。
今回紹介する(秘)アイテムは、復帰と同時に新調したヘルメット。ただ「注文が遅れたので前検の3日前に届いたんです」とギリギリになって出来上がったものだ。
落ち着いた感じのデザインは「もうすぐ30歳だし、今回は落ち着かないとと思って(笑)。全体の色は好きな紫にしてあとはラメとか木を入れて夜の感じにしてみました」とまるで夜の湖を水辺から見る神秘的な雰囲気となっている。
その他にも後部には英語で歌詞、と同じレーサーの夫(深谷知博)と2人の子供の名前が刻まれている。「歌詞はよく聴くPinkのものです。人と比べないでとか自分は自分って意味ですね。家族の名前もしっかりと入れてありますよ」と、その時だけは一瞬お母さんの顔に戻って笑顔を見せていた。
「これから付き合っていくヘルメットだし、大事に使っていきたい」。ニューヘルメットで再スタートを切った鎌倉に注目だ。