竹井奈美 ヘルメットのこだわりは“感謝”の証し
【第46回】竹井奈美(28)=福岡・104期=
「夕日とか朝日が好きなんです」と話す竹井自慢のヘルメットには、後部に地平線に沈む夕日が大きく描かれている。「明るい感じではなく、オレンジ色のぼやけた感じが好き。これからも色はこんな感じにしていくと思います。デザイン的には、砂漠みたいなイメージで右側には太陽、左側には羽で、羽ばたいてみました」。
デザインを塗装屋に伝えてからは、任せっきりの選手が多い中で「出来てきたのを見て、何回か修正してもらいました。そして出来上がったのが今のヘルメット。理想のデザインに仕上がって、とても気に入っています」とエンジン調整同様にヘルメットの制作にも妥協しないのが竹井のスタイルだ。
「前回のヘルメットは作って1節で事故で壊れてしまったんです。でも大きなケガもなかったし『このヘルメットに守られているんだ』と強く思いました。だから余計に大事にしようと思ってます。それは今回に限らずこれからもずっとです」。危険と隣り合わせのボートレース。自分の身を守ってくれる大事なアイテムへの感謝の気持ちが伝わってきた。