【第２９回】佐藤享子（３０）＝大阪・１１４期＝

　学生時代は競泳で日本選手権に出場したことがある佐藤。ボートレースに戦いの場を変えて、今が成長の真っ最中。大好きなアメリカを感じさせる、キャラクターを意識してデザインされたヘルメットは、男性的な感じが強い。佐藤自身も「かわいらしいものもいいが、今回はインパクトの強い方がいいと思って」と重厚感のある仕上がりとなっている。

　「いろいろなイメージはありましたが、予算とか制作期間とかもあるのでこのデザインにしました。光に照らされるときれいだと言われます。完成品には大満足です」と、限られたもので最高のものを作りあげた。

　ヘルメットの真ん中には“ＡＷＥＳＯＭＥ”の文字。「印象的なとか、すごいとか、最高という意味です。ポジティブな感じで響くような言葉が好きで、マイナスもプラスになる」と、レースでも攻める姿勢が魅力の彼女にはピッタリの言葉だ。

　今秋は休みを使い、アメリカ旅行も予定している。「一人旅ですが、グランドキャニオンとか、アメリカを感じさせるようなところに行って、自分を見直してきます」と知らない土地で新しい自分を見つけるつもりだ。目標は「“ＢＩＧ”になること」と話す佐藤。いろいろな経験が、彼女を成長させているのは間違いない。