【びわこYD】師匠の教えを忠実に守って優出。磯部誠が恩返しVだ
「ヤングダービー・プレミアムG1」(21日、びわこ)
激戦の準優11Rを制したのは磯部誠(29)=愛知・105期・A1=だった。インからコンマ13のSを決めたが、2コースから関浩哉(群馬)が握ってきたこともあり、3コースの出口舞有子(愛知)に差されてしまう。だが、2Mでその出口と内を伸びてきた大上卓人(広島)が大競りになると、冷静に差して1着をゲットした。「これまでのヤングダービーは気持ちが空回りしていたけど、今回はリラックスして臨めているのが良かったみたい。運がありました」と逆転勝ちに笑みがあふれた。
優勝戦は得意としている2号艇で登場する。「今回は師匠の池田浩二(愛知)さんの言いつけを初めて守っています(笑い)。チルト0にしているのが正解ですね。伸びは自信がないが、行き足、ターン回りは納得している。水面が良ければ乗り心地も問題ない」と差しを狙うには申し分のない舟足。鋭い旋回を発揮して、師匠へ恩返しとなるVを飾る。