「ヤングダービー・プレミアムＧ１」（１９日、びわこ）

　水面相性の良さを随所に示している。吉川貴仁（２７）＝三重・１１８期・Ａ１＝は３日目６Ｒ、６コースからまくり差して２着。初日から１、３、４、２着と大崩れなく、堅実な航跡を描く。「展開が良かったけど、６号艇で２着は大きい」と不利な大外枠を克服し笑みがこぼれた。

　準優入りへは２走８点条件。１号艇を残すだけに上位での予選通過も狙える位置につける。「自分の調整力がなくてまだ引き出せてはいない感じはするけど、回り足系で足は悪くない」と、まだ上積みの余地も残す。エース２１号機のパワーをさらに引き出せればチャンスは広がる。

　びわこはデビュー初Ｖ、そしてＧ１初勝利を飾った水面。「得意ではないけど、いいエンジンを引いたり、流れが良かったりする。見えない何かがあるのかも」と、不思議がりながらも相性の良さを自認。験のいい水面で躍動する。