【東京新聞杯】ナミュール マイル重賞で反撃 高野師「食への意欲以前よりある」

 「東京新聞杯・G3」(2月5日、東京)

 今年こそ反撃に出る。ナミュールは昨春、チューリップ賞を快勝して桜花賞で1番人気に支持されるも、大外枠が災いして10着と惨敗。その後、オークス3着、秋華賞2着、エリザベス女王杯5着と惜敗が続いた。G1未勝利に終わった昨年のうっぷんを晴らすべく、23年初戦に選んだのがマイル重賞だ。

 悲願のG1制覇に向け、わずかでも確かな変化がある。高野師は「馬体重はそんなに変わっていませんが、食への意欲は以前よりもあると感じます」と説明する。1年前は「日に日に馬体が空気に溶けていくイメージ。腫れ物にさわるような調整でした」と話していただけに心強い。

 ただ、慎重な姿勢は崩さない。「目いっぱいの仕上げはせずに挑もうかと。G1を連対した馬ですし、態勢を整えておけば力は発揮できる」と師。先週25日の栗東坂路での1週前追いでは馬なりで4F53秒6も、ラスト1Fは11秒9と切れてタイキドミニオン(5歳2勝クラス)に1馬身先着。ソフトな調整でも自信は揺るがない。

 この春、目指すのはヴィクトリアM(5月14日・東京)。だからこそ同じ東京マイルの重賞を選んだ。「左回りの方がコーナーで外に膨らむ心配はなくなります。その意味で舞台は合う。マイルでG1を勝てる力も持っている」と指揮官。悲願へ向け、まずは久々の勝利で存在感を示す。

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