【チャンピオンズC】ジュンライトボルトG1も突破だ 砂転向後に素質開花
「チャンピオンズC・G1」(12月4日、中京)
シリウスS覇者ジュンライトボルトが30日、好気配を伝えた。栗東DPで軽く仕掛けられ、6F82秒1-38秒6-10秒9。ラストは鋭い伸びを披露した。砂路線に転向後、2勝、2着1回と素質が開花した5歳馬。ダートGⅠ初制覇を目指す友道師が、大一番を前に熱い胸の内を明かした。
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【友道師】
-前走を振り返って。
「道中、1、2コーナーぐらいで砂をかぶって嫌がるところはありましたが、向正面からはスムーズ。強い競馬をしてくれました」
-砂転向の理由は。
「2年くらい前から牧場の方と、ゆくゆくはダートを走らせたいという話はしていたのですが、芝でもいい成績を残していたので、なかなかダートに行くチャンスがなかったんです。思い切って3走前にダートへ。やっぱり適性がありました」
-芝との違いは。
「3、4コーナーから上がっていくスピードが芝の時とは違う。ダートを楽しんでいる感じがします」
-最終追い切りの評価を。
「しまいだけ反応を見るように。いい感じで走っていましたし、乗っていた助手も『いい感じでした』と話していました」
-理想の展開は。
「本当に強いメンバー相手に、どんな展開になって、どの位置について行けるかはまだ分からない。競馬は石川ジョッキーにお任せしようと思います」
-友道厩舎のJRAダートG1出走は、16年フェブラリーSのパッションダンス(16着)以来、2度目。
「ダートでもやっぱりG1は勝ちたいです。ジュンライトボルトはすごい勢いでG1まで来てくれましたし、何とかここも突破したいです」
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ダートに転じて2、1、1着。その勢いを踏襲すべく、最終追い切りはここ2戦と同じ栗東DPで追われた。ただ、G1挑戦ということもあり、今回はいつもに比べて強度がアップ。ここ2走のように馬なりで流すのではなく、強めに追われて気合をつけられた。しまい重点にシャープに伸びて、ラスト1Fは10秒9。馬体の張り、ツヤともに申し分なく、まさに“G1仕様”に持ってきた。