【チャンピオンズC】ノットゥルノ 3歳ダート王の逆襲 前走敗戦も名手・武豊戻って変身だ

 「チャンピオンズC・G1」(12月4日、中京)

 22年秋のG1戦線で活躍が目立つ3歳勢が、ダートの頂上決定戦にも3頭参戦。ジャパンダートダービー覇者ノットゥルノが、虎視たんたんと巻き返しに燃えている。始動戦の日本テレビ盃が7着だったため、人気を落としているが、前走はあくまでも叩き台。鞍上を主戦の武豊に戻し、厩舎の偉大な先輩である19年クリソベリル以来、3年ぶりの3歳馬Vを狙う。

 3歳王者の意地を見せる。2走前にジャパンダートダービーを優勝しているノットゥルノは、今回のメンバーで3頭しかいないG1ウイナー(地方交流G1を含む)。復帰戦の日本テレビ盃では7着に敗れたが、前走後に状態を上げていて、本番での反撃を狙える仕上がりにある。

 音無師は「前走は、ちょっと馬の状態が良くなかったかな。夏に北海道に出して、札幌(競馬場)に帰ってきたんだけど、体重が減っていた。戻しはしたけど、本調子ではなかったかも」と敗因を体調面に求める。今回は順調に乗り込みを消化し、「前回より今回の方がいい。馬がやる気になっているよ」と目を細める。担当の平井助手も「前走は先を見据えての競馬で、そんなに攻め込んでいませんでしたが、今回は帰ってきてから攻めています。前回よりいいですよ」と胸を張った。

 出来の上昇に加え、もう一つ強調材料がある。凱旋門賞で渡仏していて前走は乗れなかった武豊に鞍上が戻る点だ。「ずっとユタカが乗っている馬だから。ダートに使ってほしいと言ったのもユタカ。デビュー前からこの馬は走ると言ってくれているからね」と指揮官。これまで、名手でダート戦に臨んで5戦5連対。頼れる主戦とのコンビ復活で変わり身を見込む。

 「3歳のチャンピオンとして、いいところを見せてほしい」。秋2走目で本来の姿を取り戻し、3年前に厩舎の先輩・クリソベリルが成し遂げた3歳馬Vを決めてみせる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス