【北村友一コラム】中京1R モンテナルスは砂で変われば「血統的にもダート向き」

 北村友一騎手(栗東・フリー)が、競馬開催日にファンへ向けて生の声をお届けする。

  ◇  ◇

 先週日曜の中京では2勝を挙げることができました。特に5Rのバロッサヴァレーは今年の2歳戦での初勝利。ケガから復帰して初めての新馬勝ちとなりました。

 全兄にG1・2勝のスワーヴリチャードがいる期待馬ですが、少し前向きさに欠けるところがあり、調教の段階から意識して乗ってきたことがレースでも生かせたのがうれしいですね。能力は感じるし、距離も持ちそうです。今後も気難しいところはついてくるかと思いますが、いい方向に成長していってくれれば楽しみです。

 今週も中京です。1Rの①モンテナルスは、芝よりもダートの方がいい走りができるかなと思っていました。血統的にもダート向きなので変わってほしいですね。テンションが上がってきているのは気掛かりなだけに、落ち着いて臨めれば。

 4Rの⑨リッキーヤスオカは千二より千四の方がレースはしやすいように思います。ただ、トモがパンとしていない分、最後の甘さに影響しているのではないかと感じます。5R新馬の⑧ムーンプローブは動けそうな手応えがあるけれど、気持ちの面で苦しがるところがあります。いい精神状態で向かえればいいですね。

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