「江戸川６３４杯モーターボート大賞・Ｇ２」（３１日、江戸川）

　最後はコンマ０４のトップスタートで完勝－。山田康二（３４）＝佐賀・１０２期・Ａ１＝がイン逃げを決めて、２０１７年６月とこなめモーターボート大賞以来２回目のＧ２制覇。通算２９回目となる優勝を飾った。同時にＳＧ・クラシック（２０２３年３月１６～２１日・平和島）の出場権も獲得した。

　強力な足に加え、展開も良かった今シリーズ。山田に全ての流れが向いていた。「今節は選手生活の中でも一番ツキがあった」と笑みがこぼれる。

　最後はイン逃げで完勝。１マークでは須藤が３コースまくりで見せ場を作ったが「余裕があった。仕上がりも優勝戦が一番良かったし、展示からこれで大丈夫だと思って行けた」と寄せつけなかった。

　一昨年６月のグランドチャンピオン以来、ＳＧ出場から遠ざかっていたが、来年のクラシック切符が手に入った。「いろいろあったので、かなりうれしい。（同期の）河合佑樹（静岡）、遠藤エミ（滋賀）とも約束していましたし」とホッとした表情。「家を出る時、１００％優勝できる気がして嫁にも『優勝して帰るから』と言ってたんです。なぜだか分からないけど、そういう時は１０回ぐらい全部優勝してます」。有言実行の男がＳＧ戦線に戻ってくる。