【競輪】大宮のデイリースポーツ賞は渡部幸訓が鋭伸 3連勝で今年初Vを飾る
「デイリースポーツ賞・F1」(23日、大宮)
渡部幸訓(39)=福島・89期・S1=が根本哲吏(秋田)マークから切り替え、直線中を割って突き抜け、3連勝で今年初優勝を飾った。2着は小林泰正(群馬)、3着には北井佑季(神奈川)が入った。
待望の今年初優勝を完全でもぎ取った渡部の表情が緩んだ。前を任せた根本が5番手から踏み上げたが不発。すぐさま切り替え、中を割って突き抜けた。勝利への執念の走りだった。
「根本君が仕掛けてくれたからコースをつけた。悔しいレースが続いていたし、今回こそはと思っていた。意地でがむしゃらに踏んだ。3日間、前の選手が頑張ってくれたおかげです」
直近2場所の立川、京王閣ではともに準Vに終わっていただけに喜びもひとしおだ。
次走はG1・オールスター競輪(8月9~14日・西武園)。「次はG1だし、これで安心せず、しっかりケアしてスピードに対応できるよう、上積みできるように練習したい」としっかり調整してビッグレースでの健闘を誓った。