【CBC賞】アネゴハダ 軽量49キロで勝機十分 佐々木師「このチャンスを生かしたい」

 「CBC賞・G3」(7月3日、小倉)

 アネゴハダは格上挑戦になるが、小倉2歳SとフィリーズRで3着と重賞でも好走した実績がある。しかも前走は2勝クラスとはいえ、古馬相手に3馬身差の完勝。そんな3歳牝馬が、ハンデ49キロの“超軽量”で重賞初制覇を狙うことになった。

 「前回は強かった。4コーナーでもう勝ったと思った。葵Sを目標に仕上げてたから、ちょっと状態は落ちていたんだけど力が違ったね」と佐々木師は会心の表情で振り返る。葵Sを抽選除外になったため、やむなく翌週の自己条件へスライドしたが、上がり3F33秒4の末脚を繰り出して楽々と差し切った。その後は軽ハンデで出られることを見越して、ここを目標に調整を進めてきた。

 当初は酒井が騎乗する予定だったが、負傷のため藤懸との初コンビで臨む。「率直に言って勝機十分でしょう。このチャンスを生かしたいです」ときっぱり。自身にとって重賞初Vとなった21年のマーメイドSも、同じ佐々木厩舎のシャムロックヒル。しかもアネゴハダと同じキズナ産駒だった。秋の大舞台を見据えて、夏の小倉をさらに熱くする。

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