【ボート】福岡G3 石丸海渡がイン速攻で今年2回目のV 前哨戦覇者としてヤングダービー参戦

 優勝盾を手にガッツポーズの石丸海渡
 ヤングダービー優先出場権のボードを手にする石丸海渡
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 「ウエスタンヤング・G3」(16日、福岡)

 優勝戦が行われ、1号艇の石丸海渡(28)=香川・112期・A1=が人気に応えてイン速攻で快勝。4月のびわこ以来、今年2回目で、通算では20回目の優勝となった。2着には下寺秀和、3着には高岡竜也が入った。

 インからコンマ03の鋭い踏み込みで他艇の攻めをシャットアウトして、石丸が逃げ切った。「まくられたら仕方ない。自分のSとターンを信じて乗った」と持ち味の勝負根性を見せて頂点に立った。

 今回で、福岡では4連続優出で、そのうち3回が優勝となった。地元のまるがめ以上に抜群の好相性だ。何よりも今節は、この相性の良さをレースが始まる前から発揮していた。「福岡はいつもいいエンジンを引けるけど、今回もまた、いいエンジンを引けた。何よりもこれが大きかった」。手の内に入れているドル箱水面で、実績上位の56号機を手にしたなら、この結末は当然だったのかもしれない。

 これでプレミアムG1・ヤングダービー(9月20~25日・多摩川)の優先出場権を獲得した。元々、優勝に関係なく出場は当確だったが、これで前哨戦の「覇者」という大きな肩書きを背負っての参戦になる。「今年で卒業だから、優勝を意識して狙います」と、V候補となり堂々のV宣言。香川の次世代を担う逸材が、新たな勲章を手にして勢いは倍増。今秋の本番が大いに楽しみだ。

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