【函館スプリントS】ナムラクレア古馬撃破だ 指揮官舌巻く超抜の動き 洋芝対応にも自信

 「函館スプリントS・G3」(12日、函館)

 フィリーズR2着→桜花賞3着と、春の牝馬クラシック戦線で上位の走りを見せたナムラクレア。デビューから7戦して、馬券圏内を外したのは阪神JFの5着のみと抜群の安定感を誇り、千二の距離に限れば小倉2歳Sを含む2戦2勝と負け知らずだ。「前の2頭とは距離適性の差が出た」と前走を振り返った長谷川師。得意距離ならば古馬相手でも気後れすることはない。

 この中間は放牧を挟んでリフレッシュ。帰厩後の調整も順調そのもので、5月25日には栗東坂路で自己ベストとなる4F50秒3を計時した。1週前追いでも、主戦の浜中を背に文句なしの伸び脚を披露。「前半ゆっくり入ったこともありますが、それにしても切れました。順調に来ています」と指揮官も舌を巻く超抜の動きで好ムードを漂わせた。

 昨夏に格上挑戦したフェニックス賞を不良馬場で勝利しており、「洋芝にも対応できるはずだし、開幕馬場ならスピードを存分に生かせる」と、初となる函館コースへの対応にも自信をのぞかせる。「秋はスプリンターズSへ行きたいのでね。浜中騎手も斤量50キロでも乗ると決めてくれたし、賞金を加算して一緒に頑張ってもらいたい」。北の大地できっちりとVを射止め、実りの秋へとつなげる。

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