「ミッドナイトボートレース第１戦ｉｎ大村」（１２日、大村）

　全国で今年度最初となるミッドナイトボートレースは、４日間の予選が終了して、準優進出戦に出場する上位２４選手が出そろった。予選トップは馬場剛（東京）。新田智彰（大阪）、中村桃佳（香川）、青木玄太（滋賀）が２、３、４位となり、準優進出戦の好枠を手に入れた。１３日はベスト１８入りを懸けた激しいバトルが繰り広げられる。

　準優進出戦は内枠勢に人気が集まるが、外枠勢も黙っていない。２１位で予選をクリアした平見真彦（３３）＝愛知・１０２期・Ａ２＝も、激走を虎視たんたんと狙っている。４日目５Ｒは６コースから展開を突いて３着。外コースを苦にしない力強い出足を披露した。「まだ重たさはあるけど、前に進む感じがありました」と仕上がりに手応えを感じている。

　準優進出戦は大崩れしなければ勝ち上がれるが目標は２着以内。「外枠ばっかりでは、勝ち上がるごとに厳しくなっていく。今の舟足に軽さが出れば、チャンスはあるはず。しっかりペラを調整します」と気合は十分だ。調整巧者で知られている平見が、本番までに舟足を上積みして有言実行をしてみせる。